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重要な経営資源はヒト、ヒト、ヒト、ヒト

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いい人材

リーマンショックのような金融危機や大規模な自然災害、テロなど、自社の戦略ではコントロールできないような大きな出来事は日常的に起こり、自社のビジネスに影響を与えてきます。

このような先の見えない時代に、企業が大切にすべき経営資源とは何なのでしょうか?

そこでこの記事では、株式会社ミライフ 代表取締役 佐藤雄佑さんが、著書『いい人材が集まる、性格のいい会社』で解説している「変化の時代だからこそ人が大事な理由」についてご紹介します。

佐藤雄佑

株式会社ミライフ 代表取締役。
リクルートエイブリック(現在のリクルートキャリア)で、法人営業、支社長、人事GM、エグゼクティブコンサルタントなどを歴任。MVP、MVG(グループ表彰)などの表彰多数受賞。2016年、株式会社ミライフ設立。働き方変革事業、戦略人事コンサルティング事業などを展開している。株式会社ミライフ

変化の時代だからこそ人が大事

重要な経営資源はヒト、ヒト、ヒト、ヒト

経営の教科書などには、四大経営資源として「ヒト・モノ・カネ・情報」と書いてあります。私も経営学部だったので、大学の授業でそう習いました。でも、それから20年近く経っていますが、私は「ヒト、ヒト、ヒト、ヒト」ではないかと思っています。1にも、2にも、3にも、4にも人であると。

わかりやすいところからいくと、情報なんて、今やインターネットでかなりのことがわかります。昔は情報を持っているか、持っていないかというのが大事な経営資源だったわけですが、今やなんでもGoogle で調べるわけです。

カネも環境が変わってきました。昔は起業するのに資本金を貯めておかなきゃいけませんでしたし、創業間もないベンチャーがお金を貸してもらうのは相当難しかったかもしれません。でも、今や、1円でも会社はつくれますし、事業計画をしっかりつくれば、国やベンチャーキャピタルなどから投資、融資も受けやすい状況になってきています。

最後はモノですが、昔はモノづくりには設備面においても大きな初期投資がかかりましたし、職人のような経験も必要でした。それが今では、3Dプリンターで、いつでも、どこでも、小ロットでモノがつくれたりしますし、ネット系のビジネスにおいては、かなりのものが無料で使えます

例えば、これからはAI(人口知能)であらゆるものが進化していくと言われていますが、このAIですら、Google は無償で公開しています。開発力がなくても、いきなりGoogle が開発したAI搭載のシステムがつくれるわけです。すごい時代だと思いませんか? つまり、これからの時代の変化に対応していける人がいる会社が生き残り、いなければ苦しくなっていきます。変化対応していける人材こそが、経営資源であると言えそうです。

自分より優秀な人材を採用しろ

リクルートでは「自分より優秀な人を採用しろ」というのが採用基準として、代々引き継がれています。もちろん、全てが全て、この通りうまくいっているとは言いませんが、採用の考え方としては手前味噌ながら、素晴らしいと思っています。

この考え方の起点は、強い会社、組織、新しいビジネスをつくっていくうえで「人が命」だということです。自分がコントロールできる、マネジメントしやすい社員ばかりを採用していたら、いつか会社は衰退します。だからこそ、いい人材を採用し、変化に対応していくこと、そして新しいものをつくっていくことが求められます。

少し脱線するかもしれませんが、私の好きな本に『ビジョナリー・カンパニー2飛躍の法則』ジム・コリンズ著(日経BP社刊)という本があります。特にこの本の第3章の「だれをバスに乗せるか」という内容が好きなのですが、このようなことが書いてあります。

「このバスでどこに行くべきかはわからない。しかし、わかっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人はそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」すなわち、「何をすべきか」ではなく、「誰を選ぶか」から始めれば環境変化に適応しやすくなるということです。

まさにこれからの時代を見通したような内容でびっくりしますが、変化の時代だからこそ、人が大事だということです。私はこの本、そしてこの言葉を当時の社長から教わったのですが、とても本質的ないい言葉だと思っています。

(『いい人材が集まる、性格のいい会社』をもとに編集)

 

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