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人材採用が難しくなっていく理由

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いい人材

昨今、採用動向は活況なので、中小・ベンチャー企業ではもちろんのこと、大手企業であっても自社が採用したいようないい人材は、他社も採用したいわけで、熾烈な人材獲得競争が繰り広げられています。

では、そもそも人材獲得競争が熾烈になっていく理由とは何なのでしょうか?

この記事では、株式会社ミライフ 代表取締役 佐藤雄佑さんが、著書『いい人材が集まる、性格のいい会社』で解説している「人材採用が難しくなっていく理由」をご紹介します。

佐藤雄佑

株式会社ミライフ 代表取締役。
リクルートエイブリック(現在のリクルートキャリア)で、法人営業、支社長、人事GM、エグゼクティブコンサルタントなどを歴任。MVP、MVG(グループ表彰)などの表彰多数受賞。2016年、株式会社ミライフ設立。働き方変革事業、戦略人事コンサルティング事業などを展開している。株式会社ミライフ

人材採用が難しくなっていく理由

人口減少・少子高齢化

人材採用が益々難しくなる主たる理由は、人口減少、少子高齢化です。

国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2010年に約1億2800万人だった日本の人口は2030年には1億1600万人あまりに減少するとの試算が出ており、20年で1200万人減ることになります。そうすると、当然のことながら、生産人口も減少しますが、人口減少と同時に高齢化も進むので、人口減少以上のペースで生産人口が減ります。2010年には8000万人以上いた生産年齢人口は、2030年に6700万人ほどになり、約1300万人減ることになります。東京都の人口が約1360万人なので、おおよそ東京都民がまるごと労働市場からいなくなるといったことになります。

つまり、働く人が大幅に減少する時代なので、当然、採用は競争になり、難しくなるということになります。ロボットやAIといったテクノロジーの進化により、今の仕事を代替できるので、労働力が少なくなってもなんとかなるという考え方もあるようですが、シンギュラリティの世界まではまだ時間が掛かりますし、そのような世界になっていたとしても、いい人材は取り合いが続いていると思います。

人材獲得競争が進んでいく

変化があまり激しくなかったり、計画通りに物事を進めることができた時代は、新卒を採用して、自社の思い通りにゆっくり育てればよかったのかもしれません。

ただ、これからの時代は今まで必要だと思っていたスキルや経験がいらなくなったり、一方で全く必要としていなかったものが必要になります

グローバルでのM&Aも日常のように行われていて、自分たちの当たり前が通用しない、大きく変わる時代がもう目の前に来ています。変化に対応しようと、戦略を考えたとしても、やれる人がいなければ絵に描いた餅になります。

今までは既存の事業を運営していくにあたって、空いているポジションの人だけ採用すればよかったのですが、今後は事業の急激な変化に伴い、社内にはいないスキル、タイプの人材を外部から採用する必要性が高まってきます。そのために、特別な給与体系、雇用形態をつくったりすることも必要です。

また、昔は中途採用をしていなかったような大手企業も、今では幹部クラスにおいても外部から採用するというケースは増えています。つまり、人材流動化、人材獲得競争は確実に進んでいきますので、いい人材を獲得する難易度はより上がっていくことになります。

(『いい人材が集まる、性格のいい会社』をもとに編集)

 

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