• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

リーダーに必要な4つのスキルとは?(前編)

園山さん

部下を持ち部門の責任を担うリーダーは「チームをまとめること」と「結果を出すこと」の両方を求められます。そして、チームの規模・取り組む事業の規模が大きくなるほど「チームをまとめること」も「結果を出すこと」も、その難易度は高くなっていきます。

しかし、チームをまとめて結果を出す力を身につけることができたら、チームをより成長させ、より大きな事業に挑戦することができるはずです。

そこで今回は、チームをまとめて結果を出すために「リーダーに必要な4つのスキルとその高め方」について、クロスメディアグループの経営顧問である園山征夫さんにお話を伺いました。その内容を前編と後編に分けてお届けします。

前編では「リーダーに必要な4つのスキルとは何か?」について、後編では「リーダーに必要なスキルの高め方」についてご紹介します。

園山征夫

86年 当時経営危機にあったベルシステム24 専務に就任。87年 43歳で同社社長に就任早々、社員に「6つの約束」として会社の将来像を示し、94年店頭公開。99年には東証1部上場を果たし、テレマーケティング業界No.1の企業に成長させた。

リーダーに必要な4つのスキルとは何か?

日常的な業務を遂行できる能力

―前回のインタビューでは「経営」をテーマにお話しを伺いました。(前回の記事『日本人にあった経営とは?』)その中でも「マネージャー」という言葉が出てきましたが、リーダーに必要なスキルとはどのようなものなのでしょうか。

園山 私はリーダーには、4つのスキルが必要だと思っています。一つ目は、テクニカルスキルです。

テクニカルスキルとは、目標設定から最終の成果が出て評価をするまでの日常的な業務をしっかり遂行できる能力のことです。具体的に言うと、まず経営戦略に基づいて、自分の管轄の部門目標を明確にしますよね。その目標をもとに部下に仕事をやってもらわなきゃいけない。そのために部下の力量をまず自分で把握し、仕事を割り振ってそれぞれの部下にミッションを与え、動機づけをしなければなりません。そして、最終的に出た結果に対し、評価をする。で、評価をするときに重要なのは、こうするとあなたのレベルが上がりますよ、とアドバイスできることです。

これら日常の業務をより効率的に効果的に遂行できることをテクニカルスキルと呼びます。

―いわゆる、仕事ができるということですね。

園山 そうです。

多様な人間をまとめる能

園山 二番目は、ヒューマンスキルです。

多様な人間を一定の方向にまとめて持っていける力のことを指します。昔は自分の意向に沿った人だけを集めて、咤激励するやり方でした。だけど、そのやり方はもう古くて、今は多様な人材がいるほうがいいんです。多様な人材の中には国籍が違う人もいれば、反抗的な社員もいるわけです。そういう中に優れた能力をもった人もいる。多様な人たちをまとめるには、ある種の人間味が必要になるんです。人間のスキルが要求されるんですね。

会社のことを好きでいる能力

園山さん

園山 それから、三番目は自分の会社のことが好きで好きでしょうがないということです。

―それもスキルのひとつなんですか?

園山 はい。企業風土にも関係してきます。自社に企業風土があれば、自然に役に立つスキルが身に付きます。自分の会社のことが好きな人は、その風土を伝えていく役目を担うわけです。給料をもらうためだけに仕事してる人は多くて、好きだから仕事してる人はそんなたくさんいないんですよ。経営者の資質とか色々な要素が働くので、一概には言えないですが、要素としては必要だと思います。

それから四番目に必要なのはね、コンセプチュアルスキルです。

概念を設計する能力

園山 コンセプチュアルスキルというのは、概念の設計能力のことです。それは新規の商品、新規事業、新しい仕組みをつくる時にものすごく必要になってくるんです。特に自分がマネージメントする部門が、新規性を求められる部門だとすると、このコンセプチュアルスキルが求められるわけです。

―このコンセプチュアルスキルは、何らかの課題に対し新しいアイデアや提案を出せることだと言ってもいいんでしょうか。

園山 そう。例えば、提案した時に切れ味がない提案かどうかは自分でわかりますよね。
その感覚があるかないかが、概念設計能力に関係しています。
もっと言うと、概念設計能力は、相手のことをヒアリングできる能力も必要です。聞いたうえで、解決ためのいい提案をする。これが重要です。たまに、聞かなくても新しいこと発想する人もいますけど、めったにいないですね。

―提案以外の例だと、すごく長い話を「つまり、こういうことですよね。」ってまとめられる人がいますよね。これもコンセプチュアルスキルが高いということなんですか?

園山 そうです。逆に、長々としゃべってるけど何言ってるかわかんない人は、少しここのレベルが低いかもしれませんね。

前編のまとめ

前編では「リーダーに必要な4つのスキルとは何か?」についてご紹介しました。

POINT リーダーに必要な4つのスキル
・日常的な業務を遂行できる能力(テクニカルスキル)
・多様な人間をまとめる能力(ヒューマンスキル)
・会社のことを好きでいる能力
・概念を設計する能力(コンセプチュアルスキル)

後編では、多様な人間をまとめる能力(ヒューマンスキル)と概念を設計する能力(コンセプチュアルスキル)を中心に「リーダーに必要な能力の高め方」についてご紹介します。

 

 

 

園山征夫 著『礼節と誠実は最強のリーダーシップです。』
「信頼を得る」ことから、すべてが動き始める。部下を持ち、取引相手の格も上がりはじめる30代、40代のビジネスマンに向け、「会社のカネの使い方でわかる、あなたのマネジメント度」「礼の仕方でわかるあなたの魅力」「別れ方の綺麗さでわかるあなたの人格」「ビジネスマンとしての成功とは何か」など、仕事と人間関係の大切さを48の項目で述べていく。Amazonで書籍の詳細を見る。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

人事担当者も意外と知らない
人材育成促進させる方法

出版社クロスメディア・マーケティングでは、企業の歴史や理念、働きがいを社員に伝えることに特化した、ブランディングブックの制作サービスを行っています。社員ひとりひとりが仕事への理解を深め、高いモチベーションで働けるようになると、おのずと人材は定着し、新しい人材の育成も促進されます。ブランディングブックの制作サービス「企業出版」の詳細は、以下のボタンからご覧いただけます。

企業出版とは

コメントを残す

*