社内コラム

リーダーに必要な4つのスキルとは?(中編)

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園山征夫

元ベルシステム24社長、園山征夫氏に聞く!

園山氏は、2015年からクロスメディア・グループの顧問を務めていただいている。
その園山氏は、かつて売上19億円だったベルシステム24を1,000億円超の一部上場企業にしたプロ経営者である。

今回は、マネージメントをテーマにしたお話の二回目です。

前回の記事
『リーダーに必要な4つのスキルとは?(前編)』

4つ目のコンセプチュアルスキルとは?

園山 コンセプチュアルスキルというのは、概念の設計能力のことです。それは新規の商品、新規事業、新しい仕組みをつくる時にものすごく必要になってくるんです。特に自分がマネージメントする部門が、新規性を求められる部門だとすると、このコンセプチュアルスキルが求められるわけです。

―このコンセプチュアルスキルは、何らかの課題に対し新しいアイデアや提案を出せることだと言ってもいいんでしょうか。

園山 そう。例えば、提案した時に切れ味がない提案かどうかは自分でわかりますよね。
その感覚があるかないかが、概念設計能力に関係しています。
もっと言うと、概念設計能力は、相手のことをヒアリングできる能力も必要です。聞いたうえで、解決ためのいい提案する。これが重要です。たまに、聞かなくても新しいこと発想する人もいますけど、めったにいないですね。

―提案以外の例だと、すごく長い話を「つまり、こういうことですよね。」ってまとめられる人がいますよね。これもコンセプチュアルスキルが高いということなんですか?

園山 そうです。逆に、長々としゃべってるけど何言ってるかわかんない人は、少しここのレベルが低いかもしれませんね。

コンセプチュアルスキルを高める方法

―コンセプチュアルスキルを高めるには、この概念を知って意識するしかないのでしょうか?

園山 実は、自分の部下をどう育てるかって発想をしていると伸びてきますよ。部下にいろんなタイプの人がいるので、やはりヒアリングが重要なんです。初めに「一年間であなたは何をやりたいんですか。会社としてはこういうことを考えているんだけど、どう?」というやり取りが必要なんですね。定まっていない人もいるし、やりたいことがある人もいます。それぞれの適性を見て、向いている仕事をアサインすると、本人のやる気が大きく変わってきます。これが動機づけなんです。この設計ができるかどうかですね。しかも1年も経ったら、任せた仕事の結果が出るわけですから。

求められるスキルは会社によって違う

―この4つのスキルは、優先順位などはあるのでしょうか?

園山 この4つのスキルが求められる割合は、企業によって変わります。もちろん、目標は達成しないといけない。でも、それだけではないわけです。同じ100点でも会社によって、その配分が変わってくるんです。

―園山さんの場合は、どのように評価されていたんですか?

園山 一つ目は当然として、重要視していたのは4番目のコンセプチュアルスキルです。ゴールがないから何をやってもいいんだけど、結果はすぐにでてきます。ここの力がないと、部下から“この上司のところでは新しい発想が生まれないな。自分としても新しいことはできないかも。” と思われるので、影響力が大きいんです。

部下への仕事の任せ方

―園山さんがいつも新しいことを重要視していらっしゃるのは、このようなことと関係しているんですね。この4つのスキルというのは、実体験からくるんですか?

園山 そうです。特に2番目のヒューマンスキルが大事だということも実体験で感じたことです。このスキルは、上に立つにつれて必要になってきます。部下が増えると、仕事の範囲が広いので物事全部を知るのは難しくなります。だからこそ、任せなければいけない。その任せ方が重要なんです。そこで、信頼関係が生まれるような任せ方ができるかどうか。
やってはいけないのは、言葉では“全部任せたよ”と言いながら、箸の上げ下ろしまでいちいち確認するような任せ方。これをやってしまうのは、ヒューマンスキルがないからなんです。ヒューマンスキルがある人は、“あの人はあそこで失敗するかもわからないな。その時、自分が助けよう”と考えたうえで任せるんです。

―それは、すごいですね。

次回は、それぞれのスキルをもっと聞いていきます。お楽しみに。

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