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デジタル時代のマーケティング人材に必要な5つの要素

金融市場

膨大な情報が溢れている今、マーケティングで差をつける企業が増えてきています。「マーケティング」と聞くと、難しそうだと構えてしまう人もいるでしょう。しかし、売れる仕組みを作るための戦略と戦術と考えるとわかりやすくありませんか?

戦略とは、SWOT分析などのフレームワークを用いて市場理解を深め、マーケティングの活動方針・目標、予算策定などの戦略立案を行うフェーズ。対して戦術とは、具体的なプラン作成、デジタルマーケティングなどの施策設計や、人材の確保、プランの実行を行うフェーズのこと。

かつては経営者が戦略を立案し、一般社員が実行するのが主流でした。しかし、情報インフラの発達によって市場の変化が激しくなり、柔軟な対応が求められるようになった今、一般社員が全てを担うケースが増えています。

そんな今、優秀なマーケティング人材はどんなスキルを持っているのでしょうか? そこには5つの要素が関係しているのです。1つずつご紹介しましょう。

ビジョンマネジメント

市場や製品・サービスの変化を見極めて目標(ビジョン)を定め、チームをマネジメントする力が1つ目の要素です。

デジタル時代の今、人々は同じ機能を持つ商品を比較検討することができるようになりました。そのため、ネットのない時代に比べて自社製品を求めてくれそうなターゲットを設定するのが難しくなりました。そこでマーケティング人材に求められるのが、あらゆるデータから得たマーケットや顧客の情報をわかりやすく整理する力です。整理された情報は、ビジョンの明確化に繋がります。

情報が多すぎるのは消費者だけではありません。マーケティングチームのメンバーも、自社商品や目標がわからなくなってしまうことがあります。そこで必要なのが、ビジョンを明確にする力。会社レベルでのビジョン、つまり「この問題を、この商品で解決したい」という目標は、メンバーの意欲の源でもあります。ビジョンをチームで共有することは、営業とマーケティング間のコミュニケーションを円滑にし、取引先との関係で一貫性を維持する上で重要な要素です。

コミュニケーションスキル

情報インフラの発達により戦術の複雑化が進み、多くの組織と関わる機会が増えました。そのため、誰が何をやっているかが不透明になりやすいです。それぞれの進行をマネジメントし、チームで共有することも重要なスキルの1つです。

また、市場に発信するためのコミュニケーションスキルも必要です。自社商品の良さをいかに消費者にわかりやすく伝え、手に取ってもらえるように仕向けるか。消費者の気持ちを推測しながら行動するためにも、コミュニケーションスキルは必須です。

戦略立案スキル

STPSWOT分析などのフレームワークを用いて「自社にしかない強み」を見極め、戦略を立てるスキルです。

分析を重ねることで思ってもみなかったような「強み」が見えてきて、顧客へのアプローチが変わることもあります。また、強みを売るためには戦略から落とし込まれた具体的なアクションプランが必要です。戦略を立案する論理性や発想力も、デジタル時代では重要でしょう。

そして、細分化された市場や顧客のどこにターゲティングするかを策定し、マーケティング活動をするためのアクションプランの立案とKGI、KPIの設計を行います。定期的に活動成果を確認し、活動予算の最適化を図るのも、マーケターの重要な役割です。

企画実行スキル

デジタルマーケティングやイベントなど、具体的な長期活動計画の策定や短期キャンペーン施策の企画検討と実行をするスキルです。

具体的な戦術に落とし込まれたものを、どのような順番で、いつ実行するかというスケジューリングや、実行するために必要な資源と人材を確保し、PDCAによる運用管理を行います。

営業組織との連携スキル

営業責任者とマーケティング戦略を共有し、ターゲットと中長期活動戦略を策定するスキル。

戦術の実行によって出た成果を営業組織と共有し、フィードバックを受けるという、営業とマーケティング施策実行部隊の橋渡し的役割を担います。顧客と密接に関わる営業との連携は、大局でものを見がちなマーケティングにとって非常に重要です。

おわりに

以上がデジタル時代のマーケティング人材に必要な5つの要素です。もちろん、全てを1人で担う必要はありません。それぞれのスキルに秀でた人がチームになれば、5つの要素を満たせます。

そのため、アウトソーシングも1つの手段です。外部に委託する方が、むしろ客観的な視点を得られるかもしれません。ただ、マーケティング活動全体のリーダーや、主要な顧客接点を担う活動の企画は、社内メンバーが担いましょう。

これらはマーケティング以外でも活かされる機会が多いです。5つのうちの1つでもスキルを身につけ、一味違う優秀な人材になりましょう。

参考書籍:『少人数チームからはじめる失敗しないBtoBマーケティングの組織としくみ』

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